血液透析の合併症≪神経障害≫

現在、日本で糖尿病を患っている人は約1300万人以上いると言われていますが、治療を行っているのはそのうちの半数程度で、自覚症状があまりないために健診などで糖尿病の疑いがあるという結果が出ても放置している人がかなりいるようです。

 

糖尿病は一旦かかると治すことのできないやっかいな病気とされていますが、これはインスリンを分泌する膵臓の細胞が死んで再生することがないからです。

 

そのために、できるだけ早期に食生活を改善して適切な治療を行わなければ糖尿病は確実に進行し、やがては腎不全を起こして腎臓移植か透析のいずれかを選ばなければならない状態になります。

 

血液透析にはさまざまな合併症がありますが、手足の末梢神経に異常が起こったり、知覚の異常が起こる“神経障害”は透析における3大合併症の1つで、その中でも最も発症頻度が高いものです。

 

この“神経障害”には“末梢神経障害”と“自律神経障害”とがあり、“末梢神経障害”では主に手足の感覚神経に異常が起きて手足のしびれや痛み、こむら返り、足の指先の違和感などを訴え、進行すると神経が死滅して痛みを感じにくくなりケガなどの手当てが遅れて切断を余儀なくされたりすることもあります。

 

“自律神経障害”は心臓や血圧、胃腸の動きなどをコントロールする自律神経に障害が起こってたちくらみやしびれ、不整脈、こむら返り、下痢、便秘、性機能障害などが起こるもので、透析患者の10~15%になんらかの症状が認められると言われます。

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