血液透析の合併症≪発育障害≫

腎臓の病気で今注目されているのが、“慢性腎臓病”です。

 

腎臓の機能が60%未満に低下していて、血液中の老廃物が排泄できなくなる病気で、国民の約1割がかかっていることから“国民病”とも呼ばれています。

 

慢性腎臓病は自覚症状がないままに進行するために、気付いたときには手遅れになっていることもある病気で、悪化すると腎不全を引き起こして最終的には人工透析が必要となるケースが多く、大人では糖尿病が原因となって慢性腎臓病を引き起こすケースが殆どですが、子供では慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群、水腎症、腎低形成、腎異形成といった先天性の疾患が原因となっています。

 

“慢性糸球体腎炎”は、糸球体に慢性的な炎症が起こって血尿や蛋白尿が1年以上続いている病気で、子供では学校の健康診断で発見されることが多いようですが、そのうちの1/3程度は悪化すると言われていて、幼児の場合は、このような病気から腎機能が低下したり、血液透析を行ったりすることによって成長ホルモンの分泌が低下して発育障害が起こるという問題もでてきます。

 

また、成人の場合はインポテンツや月経異常、性欲低下といった症状が出ることもあるようです。

 

子供の場合は、血液透析などによってのびのびと過ごすべき貴重な時間が奪われて心の発育にも悪影響を及ぼすことが考えられるために、腎不全に陥った場合にはできるだけ早い時期の腎移植を勧められます。

 

現在では子供の体重が10㎏前後あれば、大人の腎臓を移植することも可能になっています。

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