慢性腎不全とは

“慢性腎不全”とは数カ月から数年といった長期にわたって進行する腎臓の病気が原因となって、腎機能が徐々に低下して行く状態を言い、腎臓の働きが正常時の1/5以下に落ちると、尿の量が増えたり、瞼や足がむくんで疲れやすくなったり、息切れや皮膚のかゆみ、貧血などの症状も出てきます。

 

“慢性腎不全” の原因となる腎臓病には、“糸球体疾患”の慢性糸球体腎炎や“間質疾患”の間質性腎炎、“感染症”の慢性腎盂炎や腎結核、“高血圧症”の腎硬化症、“先天性疾患”の多発性のう胞腎、腎欠損、腎位置異常、尿路形成異常、さらに“尿路閉塞疾患”の前立腺肥大や悪性腫瘍などさまざまなものがあります。

 

最近では高齢者の増加に伴って、糖尿病が原因となって起こる“糖尿病性腎症”や、高血圧が原因となって起こる“腎硬化症”が慢性腎不全を引き起こすケースが増えていると言われます。

 

ちなみに、腎臓は体内の老廃物を運んできた血液を“糸球体”という部分でろ過して尿として体外に排出し、きれいになった血液を体内に戻すという働きをしていますが、糖尿病による高血糖状態が続くと毛細血管の塊でできた糸球体の血管も破壊されて濾過機能が破たんし、体内に必要なたんぱく質まで尿として排出されてしまいます。

 

こうして血液中のたんぱく質濃度が減少すると、むくみや血圧上昇、老廃物の排出能力の低下などが起こって腎不全や尿毒症にまで進行してしまうことがあるのです。

 

診断が下されたら、まず “慢性腎不全”を引き起こした病気の治療を行い、その後でたんぱく制限と高カロリー、水分・塩分制限などの食事療法と、利尿剤や降圧剤などによる薬物療法が行われますが、それでも回復が見込まれない場合には人工透析が行われます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>