尿毒症について

“慢性腎不全”が進行して腎機能が著しく低下すると、本来なら尿として排出されるはずの老廃物や毒素が体内に溜まってさまざまな中毒症状が現れてきます。

 

慢性腎不全の末期に起こるこのような状態を“尿毒症”といい、かつては不治の病として恐れられていました。

 

症状としては頭痛、めまい、倦怠感、動悸、息切れ、などの全身症状や、むくみや皮膚のかゆみ、食欲不振、下痢、腹痛、視力低下、胸水などさまざまで、人によっては甲状腺の異常や高インスリン血症、性機能障害、成長障害、肺水腫、尿毒症性心膜炎といった病気を併発すこともあり、治療せずに放置しておくと数日から数カ月の間に死に至ってしまうという恐ろしいものです。

 

また健康な腎臓からは、酸素を体のすみずみにまで運ぶ赤血球を増やす指令を出す“エリスロポエチン”というホルモンが分泌されて必要な量の赤血球が作られていますが、“慢性腎不全”によって機能が低下すると“エリスロポエチン”が分泌されなくなって赤血球も十分に作られなくなり“腎性貧血”という状態になります。

 

そうすると全身が酸欠状態になって疲れやすくなったり、動悸や息切れ、めまいといった症状が現れ、心臓にも負担がかかるようになります。

 

血液検査で尿素やクレアチニン、尿酸などの値の上昇から尿毒症という診断が下されると、入院して安静にし、たんぱく質や食塩を控える食事療法が行われて人工透析療法が開始されますが、場合によっては生体腎移植も必要となります。

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